高卒ってメリットあるの?デメリットは?
こういう疑問を感じている人向けの記事です!
現役で高卒社会人として生活している私が、高卒のメリットとデメリットを紹介します。
学歴社会と言われるこの時代…高卒だとデメリットが多いと思われがちですが、実は高卒だけのメリットもたくさんあります。
というか、働き始めると「学歴」なんて関係なくなります。
会社で働き始めて求められるのは、学歴ではなく経験や実績…「なにがてきるのか」を問われるようになります。
ただ、一部において学歴を重視する業界が残っているのも事実です。
そこで、高卒社会人のわたしが公平な目線でメリットとデメリットを紹介します。
高卒で働き始めるメリット
世間的に「高卒は悪」みたいな風潮はまだまだ残っています。
特に40代以上方はそのような認識を持ってることが多い…そんな気がします。
ですが、世間が思ってるほど高卒も悪くありません。むしろ高卒だからこそのメリットがあったりします。
高卒社会人の私が言うんだから間違いないです(笑)
まずは、高卒で就職するメリットからご紹介します。
- 早くから業界知識、社会知識を身につけられる
- 経済的な余裕が生まれやすい
早くから業界知識や社会知識を身に付けられる
社会人として働き始めると、学生時代には無かった「新しい情報」がたくさん出てきます。
例えばこんなの。
- ビジネスマナー
- 仕事術(根回し等)
- 業界動向と課題
このような新しい情報が山のようにある…それが社会人です。
人によっては絶望するかもしれませんが、いざ社会人になってみると楽しいもので、新しいことを吸収して自分が成長する…そして、その経験を生かして新しいことにチャレンジする。
結構大変かもしれませんが、自分の成長が感じれると毎日ワクワクします。
話が逸れましたね、本題に戻りましょうか(笑)
まず、高卒で就職することの最大のメリットは「4年早く社会人になれる」という点。
誰でも分かるくらい当たり前のことですが、この「4年の差」が知識・経験の差に繋がってきます。
とはいえ、大卒の人たちも大学で業界に関する勉強をして、一定の知識を持った状態で入社します。
なので、業界知識に関しては大卒の方が詳しいこと知ってること有り得ます。色々と専攻して研究してますしね。
知識量だと大卒が勝つことはあっても、社会人としての経験に関しては高卒が勝ります。
高卒が先に社会人として生きた「4年」は、失敗を繰り返しながら思考覚悟して成長してきた証。
聞いたことありません?「経験こそが財産である」って。
それくらい自分自身が経験したことは宝物…言ってしまえば、あなたの「武器」になるわけです。
だからこそ、それを経験できる高卒はデメリットではなく、むしろ大きなメリットだと言えます。
経済的な余裕が生まれやすい
あと、高卒で就職するメリットとして挙げれるのが「経済的な余裕」です。
社会人として働き始めると毎月給料が発生し、安定した収入源が作れます。金額の大小はあるかもしれませんが、高卒であってもこれは変わりません。
毎月15~20万円近いお金を貰えるのって、高卒の年齢だとかなり大きいですよね。しかも、夏と冬にはボーナスが貰えるなんて…控えめに言ってかなりヤバい(笑)
わたしも初めてボーナスをもらった時は「社会人って最高っっ」と思いました。あの瞬間は忘れませんね(笑)
これは確実にメリットだと言えます。
逆に、大学に進学した場合はどうでしょう?
高い学費を払うためバイトに勤しみ、場合によっては奨学金を借りるかもしれません。さらに一人暮らしを始めてしまうと、生活費も必要になってきます。
とまぁ、こんな感じでビックリするくらいお金がかかるんですよね。
その結果、進学前は「華の大学生活」かと思ってたのに、「金欠生活」になってしまうことも…
そう考えると、高卒で働いて給料やボーナスを貰って、休みの日は趣味を楽しむ…結構よくないですか?
ただ、高卒で就職することは、メリットばかりではありません。
高卒という「学歴」によって生じるデメリットも存在します。
高卒で働き始めるデメリット
専門知識が少ない
私が経験したことを少しお話します。
私は高卒として既に働いていたある年、新卒として同い年の子達が入社しました。
「同い年とはいえ私の方が業界に関する知識はあるはず」そう思ってその子達と接していました。
そんなある日、わたしは違和感を覚えました。
でーくん
そうなんです。高卒の私よりも大卒の彼らの方が専門的な知識を持っていたんです。
その時に初めて「大学に行くとこんなに知識を学べて、理論的な思考回路を持てるんだ」と感動しました。
大卒の人たちは専門的な知識を持って入社してきます。
こればっかりは高卒で就職することのデメリットに感じます。
もちろん高卒だって知識を学ぶことはできます。今の時代なら情報や知識をWEB上で学ぶこともできるにで、その気になればいつでも勉強できます。
こうやって、努力次第で埋めれる差ではありますが、埋めれなければ大きなビハインドになりかねません。
大学特有の人脈ができない
大学進学の1番大きな特徴って「人脈がめちゃくちゃ広がること」だと思うんです。
特に新卒の子達を見てると痛感します。
大学時代の友達や、就活を通じて出来た仲間たち…こういった人脈は自分自身の強い武器になります。
というのも、社会人として働き始めると、どうしても自分の業界だけ見てしまいがちになります。
自社の分析や競合他社の分析、市場調査…全てが自分の業界内の事柄になってしまいます。
しかし、大学時代の人脈があれば、他業界へ就職した仲間に連絡をとって、他業界の情報を集めることもできます。
仕事とは少し違いますが、高卒として働いていると、たまに寂しくなるんですよね(笑)
同級生は楽しく大学に行って、大学で出来た仲間と遊びに行く…この点は正直羨ましかったりします(笑)
大・院卒よりも生涯賃金が低い
本当は本人の能力や貢献度で給料を決めるべきですが、この国では学歴重視で給料が決まってしまいます。
高卒の初任給は約18万円、大卒の初任給は20万円…等
ただ、高卒は18歳、大卒は23歳ということ考えると初任給に差があるのは許せるんです。
それに同い年の大卒が入社する頃に高卒は5年目に突入しますよね。
高卒とはいえ、5年目ともなると20万円もしくはそれ以上貰えるので、年齢給料で考えると大差なくなります。
しかし、年齢を重ねるにつれて二次関数的に差が広まっていきます。
その一番の原因が、学歴によって昇給範囲が決まっていることがあるからです。
たとえば、高卒だと課長級までしか昇給できませんが、大卒以上だと部長・役員級まで昇給できる…等
こうなってしまうと、30代~40代の間において急激に差が広まります。
これも高卒で就職することのデメリットと言えますね。