仕事の責任と期待は紙一重
仕事をするということは、何らかの任務を引き受け、それを成し遂げるということ。
上司には上司がすべき仕事があり、新人には新人がすべき仕事があります。
それぞれ内容は違いますし、責任の大きさも異なるでしょう。
よく役職が高い人ほど責任が大きくなると言いますよね。
それは「〇〇さん(上司)ならAをマネジメントしつつBを達成する能力がある」という根拠があり、会社は期待して「〇〇さん」を上司に抜擢して仕事を依頼しているからです。
その結果、上司と私たちで仕事内容に違いが生まれ、その仕事を「遂行する」という任務があるので「責任の大きさ」も変わってきます。
これを分かりやすいように「子育て」に例えて話をします。
あなたには10歳長男と5歳の次女がいるとします。夫婦で出かける用事があったので長男に対して「次女の面倒をみてあげてね」とお願いしたとしましょう。
どうして長男に「お願いできる」と思ったのか…それは「これまでの長男」を見てきて「〇〇ができる長男なら次女を見れるな」と思ったから、そして「長男は10歳だし、娘の面倒を任せれるだろう」という期待が生まれたので長男にお願いしたはずです。
つまり、普段の様子や成長ぶりを感じたあなたはその感覚を根拠に「長男ならできるだろう」と期待したわけです。
仕事だって同じです。
上司は「〇〇(あなた)はAやBを成功させてきた」という根拠があって、そこから「〇〇(あなた)ならCだってできるだろう」という期待があって仕事をお願いしています。
でも、その仕事はあなたにとって荷が重い仕事かもしれません。
しかし、その裏には「上司の期待」が隠れています。もっと言うなら、その期待の裏には「上司が期待した根拠」が隠れています。
仕事の責任が重いほど成長できる
仕事において、一番成長できるタイミングっていつでしょう。
- 依頼された仕事を成功させた
- 連携を取って仕事を遂行した
- 新しいことに挑戦した
パッと思う付くものを並べてみました。
何かで成功したり、問題なく業務を遂行したときは達成感があり成長したかに思えます。
そのため、上記で挙げたものは正解に思えますが、実はこれらは「人が成長する際に欠かせないこと」が抜けています。
「欠かせないこと」とは一体なにか…
それは「仕事に対して責任をもつこと」です。
自分がやるべき仕事に責任をもった時に人は必ず成長します。
異論は認めません(笑)
仮に、その仕事が単純作業だとしても、自分がやるべき仕事に責任を持った時点でその分野のプロとして自覚が芽生えたということ。
たったこれだけの違いが「ただの作業」と「自分が責任をもって遂行する作業」になります。
その結果、個人の成長に大きな影響を与えます。
私自身も営業として「自分の頑張りが会社の売上になり、その売上から他社員の給料が支払われるんだ」という認識をもって、自分の営業活動に責任を持つようにしました。
その意識を持つようになってから、営業として大きく成長することができました。
このような「自分がやるんだ」「自分の頑張りで〇〇に影響するんだ」という覚悟があなたを成長させてくれます。
責任が重すぎるなら早めに転職を
しかし、責任が重すぎることだってあり得ます。
中には「新人にそれはきついでしょ」というレベルでも平気で任せてくる企業や上司もいます。
その場合、あなたのような真面目な方は何とか成功させようと尽力してることでしょう。
でも、頑張りすぎたり、緊張しすぎて身体に影響がでてしまっては意味がありません。
上司に相談しても状況を改善してもらえない場合は、転職を検討するのがおすすめです。