仕事中に喧嘩をしてしまった・・という話はよく聞きます。
仕事に関係した喧嘩は、学生時代の友達の喧嘩とはわけが違いますね。
友達同士でしたら電話やLINEで仲直りすることも可能ですが、社会人になってからの喧嘩はそんなわけにはいきません。
仕事中の喧嘩で考えられる環境は二つあります。
- 社内での喧嘩
- 取引先との喧嘩
今回は特に起こりやすい「社内での喧嘩」に対する内容について紹介していきます。
困ったときの対処法についても具体的に解説していきますので最後まで読んでみてください!
内容に関係なくまず謝罪しよう
社会人になってからの喧嘩は自分や相手の「言葉」がきっかけで喧嘩に発展する場合がほとんどです。
相手がどんな立場の人であれ、まずはこちらから謝罪しましょう。
上司、同僚はもちろんのことですが、相手が後輩(立場が下)の場合でもです。
これは自分の意見が間違っていたことに対しての謝罪ではなく、熱くなってしまい喧嘩に発展してしまったことに対しての謝罪です。
お互いが冷静になって話し合っていくためにはまず落ち着かないと進みません。
この謝罪は話し合いを始めるための「きっかけ」だと考えてください。
こちらから謝罪することによって相手も話し合う姿勢になってくれるでしょう。
喧嘩してしまった原因は何だろう?
お互いが話し合う姿勢に入ったらここから原因を考えていきましょう。
喧嘩に発展するには必ず原因があります。
最初は自分に原因がなかったか、冷静に振り返っていきます。
社会人の喧嘩には必ず理由があります。
子供の頃のように「ただムカついたから殴った」こんな感情だけの話はありえませんよね。
相手がなぜ怒ったのか?についても客観的に考えていきましょう。
感情に任せて相手を無視したり、自分の仕事を放棄するような大人げない対応は厳禁です。
このような対応をするとあなた自身の評価を落としてしまうことになります。
職場には毎日行かないといけませんので、解決策を考えてください。
次の項目ではどんな場面で喧嘩が起きやすいかとその対処法について解説していきます。
打ち合わせ中に議論が白熱
社内の打ち合わせや会議中に意見が対立して喧嘩になるケースです。
会議などの場合は自分と相手以外に第三者がいることが予想されます。
その第三者が中立に入ってくれる場合は収まりますが、そうでない場合はその場で納めることが困難です。
お互い第三者の前だと謝罪しずらい環境だからです。
このような場合は一度時間を空けるために次の議題に進んでもらうように進行役にお願いしましょう。
いつまでも言い合いを続けてしまうと会議に出席している他のメンバーも迷惑してしまいます。
自分の考えと反する指示がきて上司と言い合いに
次に上司との考え方の違いがきっかけで喧嘩になるケースです。
仕事のやり方や考え方が違うとストレスを感じます。
そんな上司から指示がくるとイラッとしてしまい、そこから言い合いになってしまうこともあるかと思います。
そういった場合は上司とコミュニケーションを取る場を積極的に設けてみてください。
その上司の仕事能力が高い低いは別にして、少なくともあなたよりも会社で長く働いている先輩となります。
上司なりの仕事の考え方は必ずありますし、自分に取り入れることのできる良い面もあるはずです。
良い面は学ぶぐらいの姿勢で臨みましょう。
それを単に自分と考え方が違うからと言っていちいち言い合いしていたら、仕事も進まない上に自分が成長する機会を自ら逃しているかもしれません。
自分のミスを指摘されて反論
最後に自分のミスを指摘されて反論してしまうケースです。
これに関しては自分の未熟さ以外考えられません。
ミスしたことが未熟なわけではありません。自分の間違えを素直に認めることができないことが未熟ですね。
こういった場合は当然ですが、すぐに謝罪しましょう。
どんな怒られ方をしようが感情的になってはいけません。
これは仕事に限った話ではありません。どのような場面でも自分のミスは素直に認めて謝罪、これが大人の対応です。
そして同じミスを繰り返さないためにはどうしたらよいか?を考えましょう。
色んな場面を紹介してきましたが、自分のミスからの反論は一番自分の評価を落としてしまいますので特に冷静に対処していきましょう。
感情的ではなく論理的な喧嘩ならOK
どんなケースでの喧嘩であってもその場の感情に流されないことを常に意識することが大切です。
100%相手に否があったとしてもです。
感情的に怒りをぶつけることは最も単純で簡単な表現の仕方ですよね。
能力の高いビジネスマンを目指すのであれば、同じ言い合いでも冷静に論理的に進める力をつけましょう。
論理的に話すコツを紹介します。
「自分は●●だと思います。理由は●●だからです。」
ただ自分が思ったことを話していくだけでは論理的ではありません。
下の順番を意識してみてください。
- 結論を伝える
- 結論に至った理由を伝える
(結論と理由は必ずつながっている必要があります。)
この順番を守らず言葉を並べていくと、「結局何が言いたいの?」とさらに相手の怒りの火種を燃やしてしまう可能性があります。
これは喧嘩の時だけではなく、普段の仕事のシーンから是非意識して取り入れてみてください。
人間ですのでつい喧嘩が起きてしまうことは仕方がないこと。大事なことは喧嘩した「あとの対応」ですね。