仕事で怒られた経験は誰しもがあるかと思います。
上司から怒られる原因は様々ですが、怒られた理由で圧倒的に多いのは「言われたことをやっていない」が当てはまります。
ではなぜ、言われたことやらないのか?
若手社会人の多くは「やらない」のではなく「できない」ことが多々ありますよね。時間通りにできない…つまりあなたの「仕事が遅い」ことに原因があります。
仕事が遅いことは生まれ持ったものでもなんでもありません。努力とやり方次第でいくらでも改善可能です。
「私はどうせ仕事が遅いから」と落胆する前にまずはこの記事を最後まで読んでみてください。
仕事が早い優秀なビジネスマンになるためのきっかけとして、明日からすぐ試せるアクションプランまで解説していきますね。
どの職種にも必ず共通することがあります!
仕事で怒られた時に振り返ってみる
「因果関係」という言葉をご存知でしょうか?
「原因」と「結果」は密接に関係していて、因果関係は日常生活のいたるところで起きています。
身近な例を紹介します。
「寝坊した」という結果があったとします。朝起きられなかった原因は必ずその前の段階に存在します。
この場合の原因は前日寝るのが遅かったことや、目覚ましをかけ忘れたことなどが推測されますね。
「上司に怒られた」という結果についても同様です。
自分はどうせ仕事が遅いから怒られたのだと嘆く前に、怒られた原因を考えてみましょう。必ず前の段階に「原因」は存在します。
仕事が遅いから怒られたと、曖昧な理由で片づけるのは今日からやめましょう。
上司に怒られた原因はなんだったのでしょうか?
- 頼まれごとを時間内にやっていない
- 指示と違うことをやった
一度立ち止まってゆっくり考えてみてください。
「頼まれごとを時間内にやっていない」ということが原因だった場合、それをできなかった理由はどこにあるか?原因を深掘りしていくことができます。
- 頼まれごとに要する時間配分を間違えた
- 優先順位の低い違う仕事を先にしていた
ここまで落とし込んでいくと次回の改善策を具体的に考えることができます。
- 時間配分:前回の1.5倍の時間を確保する。
- 優先順位:作業に取り掛かる前にすべてtodoを書き出す。
色々な方法を試してみることが重要です。
仕事が遅い人に共通していること
ここでは仕事が遅い人の共通点を解説していきます。
「仕事が遅い」という結果にも必ず原因があります。あなたの周りにいる仕事が遅い人を想像しながら一緒に考えてみましょう。
- 朝ギリギリで出社してくる
- いつもバタバタしていて忙しそう
- 指示されたことをメモしていない
- 分からないことを周りに聞かない
書き出すとキリがないですよね。
仕事を早くしたいのであれば答えはシンプル。上記に当てはまることを「やらない」ことです。
何をやるか決めるより、意外にも何をやらないかを決めることが重要になってきます。
仕事の遅さを改善する方法
ここでは仕事の遅さを改善する方法について触れていきます。
先ほどお伝えてした仕事の遅い人が共通でやっていることの「逆」の行動について考えてみてください。
朝は余裕をもって出社する
普段より10-15分早く出社するだけで良いです。
その10-15分を今日やることの書き出しに使いましょう。
頭が整理されるだけではなく、書き出したことさえ完了できればOKという安心感が生まれ、心に余裕をもって仕事を始めることができます。
いつでもメモできる準備を
スマホのメモ機能でも良いですが、基本は紙がオススメです。
人間は同時に2つのことを考えることが苦手です。
他の指示が入ると今やっていることの生産性が極端に下がりますが、メモさえ取っておけば一旦その事は忘れて、今の作業に集中することができます。
分からないことはすぐ質問する
自分の力で考えて答えを出すことを美学とする人もいますが、日常の仕事においては不要だと私は考えます。
5分考えて分からないことは即座に質問する癖をつけましょう。
仕事が遅い人は到底答えが出ないことをいつまでも一人で考えようとします。しかもそれが素晴らしいことだと考えている傾向にありますが、絶対やめた方がよいです。
上司も積極的に質問してくる部下に悪い気はしないはずです。
人は頼られることに幸福感がある生き物だからです。
ただし注意点は、同じ質問を何度も繰り返すことは避けましょう。
これを避けるために、先ほどご紹介したメモが役に立ちますね。
私が意識してやってること
進捗を上司に報告する
進捗を上司に報告することはとても重要です。
ここで大事なポイントは、「良いことも悪いことも報告する」ことです。
悪いことの報告は上司に怒られるのでは?と思うかもしれませんが、そこは勇気をもって報告しましょう。
普段からコミュニケーションを取っていればいざという時に助けてくれます。
最悪な展開は、悪い報告が遅れどんどん悪化していくことにあります。
悪いことが大きくなればなるほど上司でも対応できない問題になる可能性があり、
その結果、「なんでもっと早く報告しなかった?」となってしまいます。
初動が大事です。
重要度と納期でタスクを管理する
最後に仕事の優先順位についてです。
重要度は大きく分けて4つに分かれます。
まずは今あなたが抱えているタスクを分類してみましょう。
1.緊急かつ重要なこと
必ず本日中にやらないといけないタスク
- 納期が本日と上司に指示されていること
- 本日中のお金の支払いなど
2.緊急ではないが重要なこと
本日中にやる必要はないが長期的に見て重要なこと
- 業務を効率化するための管理表作成、マニュアル作成
- 筋トレ、読書など
3.緊急だが重要ではないこと
- 取引先へのメール返信(本日納期分は除く)
- 見積書作成など
4.緊急でも重要でもないこと
- スマホのチェック
- テレビを見るなど
あなたはどの順番でやりますか?
1の優先順位は当然最初になりますが、次に3にいく人がほとんどです。
正解の優先順位は1⇒2⇒3⇒4になります。
上記の例では普段の業務と関係ない項目も記載しておりますが、業務のみで当てはめても必ずどこかに分類できますね。
4に関しては極論やらなくてもよいぐらいです。
このようにあなたのやるべきことを分類して書き出して、優先順位の高いものから淡々とこなしてみてください。
気付いた時にはきっと仕事が遅いとは言われないはずです。