皆さんは普段の生活で緊張を感じることはありますでしょうか?
緊張は色々な場面で体験することがあります。
- 大勢の人の前でスピーチする
- 気になる異性と会話する
- 失敗できない慎重な作業をしている
今まで一度も緊張したことのない人はいないと思います。
さて、緊張には「良い緊張」と「悪い緊張」があり、良い緊張は自分の能力や集中力を最大限に高めてくれます。
スポーツでは「緊迫した試合」を目にしたことがあるかと思います。
これはとても白熱した試合が展開されているときによく使う言葉ですので、選手も観戦している人も良い緊張感を持っているということになります。
適度な緊張状態であることは「良い緊張」といえるでしょう。
逆に「悪い緊張」とは過度な緊張状態にあるといえます。
過度な緊張状態とはどういったときに起こるでしょうか?
人によって緊張の度合いは変わってきますが、その中でもこの悪い緊張は仕事中に起こることが多いと言われております。
- 苦手なプレゼンをしなくてはいけない
- とても苦手な上司に怒られる
- 取引先からのクレーム
ネガティブな場面が想定されるのではないでしょうか。
悪い緊張状態が毎日続くと肉体的にも精神的にも疲弊していきます。
危険信号かもしれません。
今回はこういった「緊張」と仕事でどのように向き合っていくかを解説していきます。
是非最後まで読んでみてください。
仕事で緊張をする自分を褒めてあげて
まず最初にお伝えしたいことは、仕事で緊張を感じている自分自身を認めてあげることです。
緊張するということは、あなたが今やらなければならない事と真摯に向き合っている証拠です。
今やっている仕事に責任感を持ってやっているからこそ、「失敗したくない」という気持ちが芽生え緊張を生み出しています。
どうでもいいことをやっている時に緊張することがあるでしょうか?
そんなことありえませんよね。
緊張しているあなたは前に進もうとしているのです。
それはとても素晴らしいことです!
適度な緊張は確実にあなたを成長させているということを覚えておきましょう。
仕事の緊張状態が続くと「うつ病」に?!
「適度な緊張」はあなたの成長を助けてくれますが、「過度な緊張」は心と体を蝕んでいきます。
どこが分岐点でどの程度が許容範囲となるのか解説していきます。
過度な緊張を見極める一番分かりやすい方法は「体の反応」です。
- 動悸が極端に早くなる
- 汗が止まらない
- 目まい、吐き気がする
- 手が震える
こういった症状が出てきます。
上記のような症状は緊張に限らず体に異常をきたしている時に起こるものがほとんどです。
緊張する場面になった際にこのような症状が出た場合は「過度な緊張」といえるでしょう。
先ほどもお伝えしたように過度な緊張状態が毎日続くと精神的な異常が出てきます。
その代表的な例が「うつ病」です。
うつ病は自分で気づかないうちになっているケースが多いですので、一人で悩まず病院に行ってみたり、周りの人に相談するような行動を取りましょう。
うつ病は度合いにもよりますが、ひどい場合になると一生治らないこともありますので注意が必要です。
あまりに緊張状態がひどいなら休職も視野に
過度な緊張があまりにも毎日続くようでしたら、今の仕事の休職や転職も視野に入れていきましょう。
適度な緊張はコントロール可能ですが、過度な緊張は自分自身でコントロールがとても難しいです。
理由は自分自身だけの問題ではなく、周りの環境が原因になるケースも多いからです。
毎日過度な緊張を感じている方は自分の現在が今どんな状態にあるかを整理していきましょう。
必ず緊張を作っている原因があるはずです。
- 合わない上司がいる
- 仕事内容
- 社内環境
その原因が「適度な緊張」であれば自分自身の努力で改善と成長が可能ですが、体に異常が出るような「過度な緊張」である場合は、そもそも自分に合わない可能性が高いです。
部署異動や休職、転職を検討しましょう。
部署異動や休職の場合は、その会社全体の状況を冷静に判断してから行動に移してください。
- 部署異動することで今までの人間関係を断ち切れるのか?
- ストレスを感じた部署とのつながりはないか?
- 休職の理由が噂になることはないか?
- 休職からの復帰後、同じ繰り返しになる可能性はないか?
せっかく行動したにも関わらず現状が改善される可能性が低そうな場合は、転職という選択肢も頭に入れて行動していきましょう。
一つの会社にしがみついて生きていく時代は終わっていますので、安心して一歩踏み出してください。
働く会社はたくさんありますが、あなたの体は一つしかありません。
周りからの評価は気にせず自分自身の体が喜ぶ選択をしてください。
そして自分が成長できる適度な緊張を感じることのできる環境を選んでください。
緊張を自分の味方にしていってくださいね。