仕事における存在意義とは?
人間はどんな些細なことでも価値や意味といった「存在意義」を探してしまいます。
- 感謝されたい
- 助けたい
- 〇〇になりたい
このような社会的欲求を満たしたくなるのが人間です。
人間の心理のようなものなのでプライベートはもちろん、仕事をしていても欲求を満たしたくなってしまいます。
では、仕事における存在意義とは一体なにを指すんでしょうか。
わたしは「会社に存在しているということの重要性や価値を感じるかどうか」と考えています。
- 自分がいるから遂行できる
- 自分のおかげで解決した
- 自分だからこの結果を残せた
このようなアイデンティティこそ「存在意義」を感じるポイントになっています。
でーくん
たとえば、接客業で人の声が聞こえるような仕事であれば、お客さんから感謝の言葉を言われることが喜びとなり、仕事の意欲に繋がります。
また、接客業は絶えずお客さんの対応をするので、感謝されるタイミングも多いので肯定感を感じながら仕事ができます。
このように
- 人とのつながり
- 人からのフィードバック
- 人から頼られる
これこそが仕事における存在意義です。
では、どうして仕事で存在意義を感じない…ということが起きてしまうんでしょうか。
仕事で存在意義を見失う理由
仕事の存在意義とは会社に存在しているということの重要性や価値を感じるかどうか、という話をしました。
これを踏まえて存在意義を見失ってしまう理由を考えていきたいと思います。
まず、仕事で存在意義を感じないということは、必要性や価値を感じていない状態と予想できます。
- 仕事が暇すぎる
- ルーティーンワークばかり
- 誰でもできそうな業務をしてる
恐らく今の仕事内容に対してこのような感情を抱いてるはずです。
「毎日同じ業務で価値を感じない」「この仕事って私である必要性あるの?」
でーくん
わたしも似たような経験があって、郵送物に同封する返信封筒を3つ折りにし続けたり、Excelを見ながら書面に顧客番号をひたすら転記したり…
「こんな仕事がしたくて入社したんじゃないのに」と思いながら毎日過ごしていると、やっぱり自分の存在意義を疑うようになりました。
やっぱり会社で働いてる以上は誰かのためになりたいですし、自分が行動を起こしたことで感謝されたいと考えてしまいます。
それに会社には「社会貢献」という使命もあるので、そこで働く社員である我々も「貢献できる仕事」をしたいですよね。
仕事でアイデンティティを求めてはいけない
ここで注意して欲しいのが「自分らしさ」を仕事に求めてはいけないということです。
一回きりの人生、ただ単に生きるのではなく「自分らしく楽しいことを追求して他人や社会へ貢献して感謝されたい」と思うのは素晴らしいことです。
しかし、それを会社の仕事に求めてしまうと出口のない迷路に迷い込んでしまいます。
これは働いてる方ならわかると思いますが、会社は「属人的な作業」を嫌います。
- 特定の誰かしか分からない作業
- その人しか知らない情報
- ある人よって成立してる業務
たとえば、優秀な営業マンにおんぶにだっこで売上を作っていたとします。しかも営業ノウハウは属人化したまま。
この状態でその営業が辞めてしまうと、ノウハウの引き続きが上手くいかず取引が停滞したり、既存顧客が離れてしまうかもしれません。
こうなってしまうと最悪です。売上は減りますし、もしかしたらクレームが発生することだってあります。
このような事態を避けるためにも「当人が退職すると多大な影響が出る環境」を会社は排除し、なるべく人に依存せず業務が成立する環境を作ろうとします。
そのため、「〇〇さんだからこの仕事ができるんだよ!ありがとう」のような環境は必然的に必然的に生まれにくくなります。
しかし、このような環境でも仕事で存在意義を見つける方法があります。
仕事で存在意義を見つける方法
答えは単純です。
自分の行動に対して自分で評価して、「えらいぞ!」と褒めてあげれば存在意義を感じることができます。
でーくん
改めて確認しますが、存在意義とは「そこに存在しているということの重要性や価値を感じるかどうか」です。
それなのに、仕事で存在意義を感じるたくても会社は組織なので「〇〇さんのおかげで仕事が成立しているよ」という形では存在意義を感じることができません。
また、仕事で存在意義を感じようとして、「重要性」や「価値」を他人から与えてもらおうとすると、なかなか存在意義を感じることができません。
それに他人から感謝されようとすると、恩着せがましくなってしまい逆効果になってしまうかもしれません。
しかし、存在意義を感じるためには、自分の行動が誰かの助けになったり、自分の行いで人から感謝される…こういったきっかけが必要です。
だったら、自分で与えてしまえばいいんです。
自分で行動を起こしてそれが相手から感謝されないことであっても、その行動によって「相手が助かった」と自分で思うなら、「よし、〇〇さんの力になれたぞ」と思ってしまいましょう。
誰かから質問されて回答した、納期が短い仕事を誰かと協力して完遂した…このような小さいことでもいいんです。
「自分のおかげで〇〇さんの役に立った」と思えれば、それだけで仕事で存在意義を感じることができます。
とても簡単なのに効果が絶大なので、仕事で存在意義を感じなくて困ってる人は是非試してみてください。